心配された雨も降ることなく秋晴れとなりました2024年11月9日(土)、 第24回山梨大学看護学会学術集会を開催いたしました。
学術集会でのメインテーマを「守り育む看護の“こころ” ~Mind, Spirit, and Mental Health~」とし、当日は169名の方にご参加いただきました。
演題発表では、日々の看護実践から生じた研究疑問に真摯に取り組んだことが伝わる研究発表や、日々の看護実践の広がりや深まりを感じることができる実践報告等、6題の演題が発表されました。
また、特別講演「看護職・コメディカルが磨くべき対話スキルとは」では、川野直久先生(医療法人藤樹会滋賀里病院 外来認知行動療法室/精神科デイケア)をお招きして、非常に実践的で具体的な内容のご講演をいただきました。
その後のシンポジウムでは、「看護職のメンタルヘルス対策」をテーマに3名の先生方から、ご自身のご経験を惜しげもなく盛り込んでくださったお話をご講演いただき、続いて行われた総合討論では参加者からいただいた質問に対して活発な意見交換が交わされました。
本学術集会を通して、看護職のメンタルヘルスへの取り組みに対する知見を深めるだけでなく、「対話」や「語り」といった人とかかわりにおける大切な要素に改めて気づき、考える機会となりました。
ご多用の中ご参加いただいた皆様、ご支援ご協力をいただいた皆様に心より感謝申し上げます。
第24回山梨大学看護学会学術集会長
坂井郁恵
特別講演での川野先生の資料をご希望の方は、下記までご連絡くださいますようお願いいたします。
第24回山梨大学看護学会学術集会事務局(2024年12月末まで)
学術集会事務局(山梨大学医学部看護学科内) E-mail:nsuy.m@y-kango-s.jp
坂井学術集会長挨拶
会場の様子
特別講演 「看護職・コメディカルが磨くべき対話スキルとは」
川野 直久 先生(医療法人藤樹会滋賀里病院 外来認知行動療法室/精神科デイケア)
シンポジウム「看護職のメンタルヘルス対策」
「時代精神から考える看護職のメンタルヘルス」
西谷 晋二 先生(山梨大学 学生サポートセンター カウンセリング・サポート室)
「事業場内産業保健スタッフによる看護師へのメンタルヘルスケア」
佐伯 幸治 先生(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター病院)
「看護職のこころの回復力を高めるための支援-精神看護専門看護師の立場から-」
田久保 美千代 先生(慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科後期博士課程)
総合討論の様子